※長文ですが、是非お読みください!!!
昨年10月に文部科学大臣に就任以来、私が問題意識を持って取り組んでいることの1つは「家庭の所得や地域といった子ども達がどんなに頑張っても超えられない壁で、教育に差が生まれるのはよくない」ということです。
地元で子どもを育てるお父さんやお母さんとお話しをすると、多くの方から「塾や習い事などの学校外教育にかかる費用が大変」という話を伺います。そして実際に家庭の所得と学歴には一定の相関関係にあるという調査結果もあります。
加えて、昨年、能登半島へ訪問して公営塾で話を聞いてきましたが、「学習塾がないために地元から都市部へ引っ越す」という生徒がいたものの、能登市が公営塾(鳳雛塾)を立ち上げた結果、人口流出に歯止めをかけることができたという話も聞いています。
そこで文部科学省では、高校教育改革基金の取り組みの一環として、初めて高校と地域の連携による学力向上・学習支援のための取り組みを支援することとしました。
目的には、
「高校生が、自らの興味・関心や知的好奇心を追求するとともに、卒業後に希望する進学・就職ができるよう、通常の授業内容の充実を図ることはもとより、特に放課後・休日・長期休業中等といった授業時間以外の時間も活用して、学びにしっかりと励むことができる環境を整えることが急務」とした上で、「高校と地域の連携による学力向上・学習支援のための取組を行い、家庭の経済状況に左右されることなく、学ぶ意欲のある高校生が、学習習慣の定着、学習時間の増加、学びへ向かう姿勢の確立に繋げるとともに、高校の特色化・魅力化の一環として高校における学びの充実を目指す」としています。
そして、その具体的な内容として、以下の3つを例示しています。
①学習内容の高度化
授業に加え、高度な学習内容に取り組む意欲を有する生徒が、家庭の経済状況や地理的な状況に左右されることなく、国内外の進学に向けた学習や準備に取り組むことができるよう、外部機関と連携し、補習等を実施する。
②自主学習の支援
学習に集中できる場を提供するとともに、生徒の質問対応や学習面のアドバイスを行うことで、基礎学力の定着、習熟度に応じた学びにつながるよう、地域人材と連携し、学習習慣の定着や自主学習の充実に向けた支援を実施する
③探究活動の深化による多様な進路に向けた支援
生徒自らが自身の興味・関心に応じた知的好奇心を追求し、「総合的な探求の時間」、「理数探究」の探究活動の深化や、将来を見据えた進路につながるよう、高等教育機関や地域の協力も得て取組を実施する。就職に必要な各種検定試験準備講座の実施、面接指導、専門高校における実習の深化に資するよう、就職を希望する生徒の進路の実現に向けた支援も行う
この政策は既に令和7年度補正予算にて予算を確保しており、現在は実施主体となる都道府県と調整中です。
今回はまだ試行段階で本格実施とまではいきません。
しかし、こうした取組を進めることで、「家庭の経済状況や地理的な状況に左右されることなく」子ども達の教育の質を確保し、どの子ども達にも可能性が広がる政策を実施して参ります。
「人づくりこそ国づくり!」








