活動報告

日本とスリランカの関係

【日本とスリランカの関係】
一昨日14時から東京都庁で行われたスリランカへの東京都消防庁救急車贈呈式に参加してきました。
これは日本スリランカ友好協会の三田敏哉理事長(第38代都議会議長)の橋渡しにより、東京都、東京消防庁、都議会のご協力を頂いて実現したもの。外務省との調整は私が行いました。
スリランカからは、
ニマル・シリパーラ・デ・シルバ労働大臣がWebで、そしてサンジーヴ・グナセーカラ特命全権大使が出席されました。
スリランカ側からは、「今回の救急車はスリランカ南東部で使われ、国民の健康と命が救われる」と感謝の意が示されました。
そもそも日本とスリランカの間には、特別な関係があることをご存知でしょうか?
スリランカの故ジャヤワルダナ元大統領は、1951年のサンフランシスコ講和会議にセイロン代表(当時蔵相)として出席。「憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止む」という仏陀の言葉を引用し、対日賠償請求権の放棄を明らかにするとともに、我が国を国際社会の一員として受け入れるように訴える演説をおこないました。
この演説は、当時我が国に対し厳しい制裁処置を求めていた一部の戦勝国をも動かしていたとも言われています。
つまり、現在の我が国の姿は、故ジャヤワルダナ元大統領の想いと訴えがあってこそとも言えるのではないでしょうか。
そんな故ジャヤワルダナ元大統領は90歳で亡くなるとき、「自分の角膜を1つはスリランカ人に、もう1つは大好きな日本人に」と遺言され、それが実現しました。
残念ながら、私たちはこうした事実をあまり知らされていないが故に、ご存知ない方もいらっしゃるかと思います。
どうか先人たちの想いや行動、歴史を多くの皆様に知って頂きたいと思います。
そして、外交も最後は人が作るものです。

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