活動報告

政務

高等専門学校(高専)

これまで高等専門学校(高専)にお邪魔し、その状況を拝見したり、ご意見を伺ってきました。
また、ものづくり企業の方と意見交換をした際に言われたことは、「貴重な人材を“金の卵“と言いますが、高専卒業生は製造業からしてみるとプラチナの卵なんです」と言われたことが印象的です。実際に、高専の先生からは「高専卒業生の求人倍率は20倍や30倍(時期によって違います)と非常に高い」と伺いました。
ちなみに高等専門学校とは、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関で、全国に国公私立合わせて57校あります。(文科省HPより)
一般には「ロボットコンテスト(通称ロボコン)が有名かと思います。
私はこれまでも目指すべき日本の形として、「ものづくり国家、日本の復活」を掲げてきました。昔のような労働集約型ものづくりはさておき、資源に乏しい日本にとってリアルなものづくりの技術力は我が国の繁栄に、将来的にも必要不可欠だと考えています。
(だからこそメタンハイドレートやレアアースといった海底資源開発も重要)
そのために大切なことは人材力だと考えますが、一方で「高等専門学校の卒業生はプラチナの卵(倍率が高すぎて採用するのが本当に難しい)」という企業経営者の言葉でもわかるように、社会が必要としている人材を教育が供給できているのか?ということは重要な論点ではないでしょうか。
教育を社会に出るための準備期間と捉えた時、その質を高め、高等専門学校といった教育の形のあり方をより充実させ、子供たちの未来の可能性を広げることはとても重要です。そして、日本のものづくり復活を通じて人口減少社会の到来を乗り越えていきたいと思います。
昨年12月の臨時国会で、いわゆる半導体支援法が成立しましたが、これが波及する形で九州における高等専門学校教育も広がろうとしています。
文部科学大臣も務められた萩生田経済産業大臣のリーダーシップ(萩生田大臣はこれまで高等専門学校教育に積極的に取り組んでこられました)で、我が国の産業政策と人材育成が大きく前進することを期待していますし、それを私も全力で後押しして参りたいと思います。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220102-OYT1T50031/
尚、デジタル人材の不足も極めて大きな課題です。
※写真は本日、議員会館へお越しくださった国立高等専門学校機構の谷口理事長と。高専の課題について、短い時間ですが意見交換しました!

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