活動報告

国会

第211回国会(特に倫選特について)

【第211回国会(特に倫選特について)】

(長文をご容赦ください)
6月21日、150日間の会期で行われた第211回国会(通常国会)が閉会しました。
本国会においては令和5年度予算審議に始まり、58本の内角提出法案や議員立法が成立しました。
私はこの通常国会において、
<衆議院>
・経済産業委員会委員
 →経済産業省所管の政策に関する議論や法案の審議
・政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会(通称:倫選特)筆頭理事
<自民党>
・政務調査会副会長兼事務局長
 →政調会長を補佐し、予算、法案、骨太の方針等の審議、政府への提言取り纏め等
・その他(デジタル、GX、防衛、子育て等の委員会に所属)
として活動して参りました。
筆頭理事を務めた倫選特では、この1年間、これまでにない取り組みを進めてきました。
基本的には委員会は与野党の筆頭理事が調整し、理事会に諮って委員会の運営を決めていきます。
昨年の臨時国会において、倫選特では選挙運動に関する26年振りとなる自由討議(議員間の自由な議論)を行いました。そして、今国会においても自由討議を開催。
各党理事・オブザーバーの皆様からの強い要望もあり、議員間の自由な議論を通じた成果を何とか残すことができないかと模索して参りました。
その結果、議員立法を目指して各党と調整してきたものの、今回は残念ながらそこまで至ることが出来ませんでしたが、報告書の提出まで漕ぎ着けることができました。
実は衆議院における議論は政府に対するものが基本で、議員間の自由討議は殆ど行われることはありません。(憲法審査会は別ですが)
倫選特という特別委員会の特殊性は勿論あると思いますが、国が抱える課題について、単に政府を問い詰めるだけでなく、議員間で率直に議論をして結果を残していくという、新たな国会のあり方を作りたいというのも、私にとって大きな目的の一つでした。
議員立法という目標に向けて、山登りに例えるのであれば9合目まで達することが出来ましたが、最後の1合を上り切ることが出来なかったことは真に残念であり、私自身の力不足を痛感することでもありました。(前例主義の国会で、初めての取り組みは大変なことの連続でした!)
しかし、こうした改革をこれからも諦めることなく進めて参りたいと思いますし、全ての会派が極めて前向きに取り組んで下さったことに心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。そして、何とか報告書を取りまとめることができましたので、今後の倫選特において更に前へと進められることを期待します。
国会をより建設的で、時代の変化のスピードについて行くことができるように変えて行くことは、大変重要なことです。
これまでも「ペーパーレス化の推進」や「デジタル化の推進」、「国家公務員の徹夜作業の削減(質問主意書改革)」等の国会改革に取り組んできました。
今回の改革も「小さいが大きな一歩」となるように、これからも「当たり前の改革」に取り組んで参ります。

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